電光らんちうキック

漫画、特撮、映画に関してぼちぼちつぶやいてます

オンライン対戦したいけどできないお話

マシーナリーとも子氏の「浅瀬勢のグラブルVS日記」という記事を読んでたらですね、自分の中の格ゲーに関する思い出やら不満やらがグルグルとうずまき始めちゃいまして。

感情がぐちゃぐちゃになりかけたんで、ちょっと文章化して吐き出そうという次第でございます。 

 

game.asahi.com

 

技やコンボはなんとなく出せるし、たまにランクマで勝てたりもするけど全然昇段できなくて、かといって勝ち上がれるようになるためにめちゃめちゃ努力するかというとそういうこともせず、延々と浅瀬でパチャパチャ水をかけ合っている者たち……。 

そう! 私のような中の下くらいの、なんとも言えない感じのプレーヤーがいちばん多いはずなんだッ! 

 

 

この「浅瀬勢」に私も属しております。強くないけど初心者じゃない。 

そして格闘ゲーム(以下、格ゲー)の対戦は大好き。 

 

対戦は大好きなんだけどもオンライン対戦に積極的ではないんですな、これが。 

ゲーセンでの対戦格ゲー全盛期から数十年。ゲーセンから格ゲーの筐体が消えて「対戦ができない」とがっかりしてたんだから、家にいながら対戦ができるオンライン対戦は喜ばしいものであるはずなのにむしろ忌避している。 

 

思い返すと初めてのオンライン対戦の思い出がよろしくないんですな。 

2000年頃かな。ゲームはドリキャスの『デッド オア アライブ2』。 打撃、投げ、ホールドの3すくみが楽しい大好きな格ゲーです。

初めてのオンライン対戦。「ゲーセンではあまり見かけない『デッド オア アライブ2』の対戦ができる!」とドキドキしながら入った部屋には先客が4人くらいいました。

自分の順番が回ってきて2回も対戦した後だったかな? 

部屋には誰もいなくなってて自分のアバターだけポツン取り残されてました。 

 

原因は自分が「浅瀬勢」だったからなんでしょう。 

一度手合わせすれば実力の差は充分すぎるほどわかります。

コンボの分岐を把握して適格に置かれたホールド技(※)。一度浮かせば確実に叩き込まれる最大火力の連続技。そもそも選ばれるのは強キャラばかり。 

チャンスにもモタついているような自分のプレイが場違いだったのは想像に難くありません。 

※:デドアラのシステムの1つ。投げを潰せる打撃、打撃をつかめるホールド、ホールドに強い投げの三すくみがデドアラの肝。 

 

しかし楽しく遊んでいたつもりが突然仲間外れにされたのはかなり堪えましたわ。 

子供の頃の「アイツつまんないからほっとこうぜ」と置いていかれる疎外感を成人してから味わうとは思わなかった。 

 

今は対戦のための部屋を立てなくても『ストリートファイター5』などには世界の誰かと1戦だけ対戦できるカジュアルマッチなんてのもあるんですが、それでも対戦後「対戦相手はつまらなかったんじゃないだろうか」という気持ちがぬぐえずあまり対戦はしてません。 

 

思えばゲームセンターで対戦をしていたころは、筐体の向こう側で誰がプレイしているのか、どんなプレイスタイルか、腕前は自分と比べてどれくらいの差があるか、などを確認してから挑戦することができました。 

対戦相手が思ったような相手でなかった時は「自分の見立てが甘かったな」と納得することができたわけです。 

 

オンライン対戦では気の知れた相手でない限りそれは無い。 

今対戦した相手は浅瀬勢にあたって舌打ちしてるガチ勢かもしれないという気持ちは常につきまとう。 実際、海外勢から罵倒してると思しきメッセージをわざわざ送られたこともあるし。

気にしなきゃいいんですけどね。最初のオンライン経験がアレだったし、SNS上でもたまにオンラインゲームの対戦相手(あるいはチームのメンバー)に悪態ついてる人を見かけるんでなかなかそうもいかんのです。

 

それでも人間との対戦は好きだし、マシーナリーとも子氏の記事で「浅瀬勢」って案外いるのかな?って気分にもなったので、同じような思いの浅瀬勢のみなさんがいるなら一緒に遊ばせてもらって対戦のリハビリをしたいですね。 

 

だって対戦は楽しいもの。